豆知識

ココウール

やしの実の環境に優しい天然養液栽培用培地「ココウール」

養液栽培で、トマトや茄子、苺などの果菜類を栽培する場合、従来は鉱物繊維であるロックウールが使われてきました。しかし、近年、環境問題意識が高まるに伴って、ロックウールの廃棄が難しくなり、有機培地が広がってきています。その中で、やし殻培地「ココウール」は一番注目されています。ココウールは、保水性と排水性に優れ、pH調整をする必要も無く、栽培に適した培地です。使用後は土に還元することもできる天然培地です。従来のロックウールに比べ、作業性・経済性・環境保全(エコ性)等全てにおいて優れています。

ココウールはどうやって作られているの?

ココウールの原産国はスリランカです。スリランカでは、ココやしの実の外皮の長い繊維を取り除いたものをココウールの原料としています。その原料を、水で洗浄・乾燥し、圧縮して日本に輸出しています。弊社が販売している「ココウール」の原料となるやし殻は、スリランカで厳しい品質管理をクリアした安定した品質を持った培地原料です。

ココウールの特徴

ココウールは自然な培地として土の代わりに使用されるほか、その水と空気保有率のバランスの良さから土壌改良材としても広く使われています。構造が柔軟なため根の成長を促進し、作物の健康的な成長が望めます。また100%天然ココやしから作られているので環境にも安全です。

ココウールRHP標準(オランダ規格)とNFU44551に則って製造されております
分析と品質管理を積み重ねた上で、コイア繊維でココウールを製造します
ココルールは長期にわたっての使用が可能です
ココウールは最良のマット内換気・最良の水の拡散・最良の排水性により、最適な白い根を沢山作ります
繊維の組成により、養液はマット内を十分に移動します
ココウールは使用者にとって省力となる色々な工夫がなされています
  • ・圧縮することにより取扱が容易です
  • ・水を全排出することも可能で手じまい作業が簡単です
  • ・定植用の穴を開けて提供、灌液スティックのスタンド用穴開けと排水穴開けなど、使用者の便利を計ったデザインとなります
ココウールは100%有機物であり、100%天然物であり、100%エコであります
ココウールの対象作物

ココウールはトマトやパプリカ、キュウリなどの野菜の栽培に大変適しており、作物が元気に生育します。また野菜に限らずバラやガーベラなどの花卉の栽培にも使用できます。

やしの実の環境に優しい天然養液栽培用培地「ココウール」