コラム

企業の農業参入の難しさは、企業の強みを発揮できにくいことにあります。
農業を甘く見たために、この30年で多くの企業が参入しては撤退していきました。
これは、企業が人余りや定年退職者の再雇用先の受け皿と考え、
地方行政も雇用創出の名目で期待をかけたこと、
販路の整備が追い付かなかったことなどが原因です。
農業参入に成功した企業が皆無である根底には、
こうした甘い考えがあったことは否定できないでしょう。

農家の仕事は、栽培計画立案、栽培、収穫、販売など、
生産部門と販売部門を一人でかけ持つ激務であり、
農家は経営の最高責任者ですから、経営者としての才覚も問われます。
また、農業は四季を通して初めて成果が実証されるものゆえ、
企業は腰を落ち着けて結果を待つ必要がありますが、
マスコミの近視眼的な成功報道には大変問題があると言わざるを得ません。
まして、3年以内で利益を出せなどという命令は土台無理な話なのです。

企業の農業参入の難しさは何処にあるかというと 企業の強みを農業では発揮できないということにあります。

・・・つづきはこちら

企業は経営側の資本の論理があるために、個人が脱サラして農業に参入するのとは難しさの違いがあると言えます。

・・・つづきはこちら

企業の農業参入は是非が問われるところですが、単純な企業利益の最大化を目的に参入されては長期的な視点で農業を発展させることができません。

・・・つづきはこちら