養液栽培で、トマトや茄子、苺などの果菜類を栽培する場合、従来は鉱物繊維であるロックウールが使われてきました。しかし、近年、環境問題意識が高まるに伴って、ロックウールの廃棄が難しくなり、有機培地が広がってきています。その中で、やし殻培地「ココウール」は一番注目されています。ココウールは、保水性と排水性に優れ、pH調整をする必要も無く、栽培に適した培地です。使用後は土に還元することもできる天然培地です。従来のロックウールに比べ、作業性・経済性・環境保全(エコ性)等全てにおいて優れています。
ココウールの原産国はスリランカです。スリランカでは、ココやしの実の外皮の長い繊維を取り除いたものをココウールの原料としています。その原料を、水で洗浄・乾燥し、圧縮して日本に輸出しています。弊社が販売している「ココウール」の原料となるやし殻は、スリランカで厳しい品質管理をクリアした安定した品質を持った培地原料です。
ココウールは自然な培地として土の代わりに使用されるほか、その水と空気保有率のバランスの良さから土壌改良材としても広く使われています。構造が柔軟なため根の成長を促進し、作物の健康的な成長が望めます。また100%天然ココやしから作られているので環境にも安全です。
ココウールはトマトやパプリカ、キュウリなどの野菜の栽培に大変適しており、作物が元気に生育します。また野菜に限らずバラやガーベラなどの花卉の栽培にも使用できます。